【勤務4ヶ月目】新セラピストミギワ子さん
こんにちは。
香港のローカルマッサージサロンで週末セラピストをしているハナです。
店長よりファミリースタイル経営を宣言され、その真意はわからないが、どうやら店長にとって私は「かわいがりたくないスタッフ」らしいと気が付いた前回。
そんな中、新しいフルタイムセラピストが入ってきた頃の日記です。
ある土曜日に出勤すると、受付に初めてお目にかかるみつあみの女性が立っていました。
私
「ハロー。私ここでパートタイムしている者です。」
みつあみさん
「(無表情に眼だけで挨拶)」
私
「(こ、こわい)着替えますね~」
そそくさと休憩室へ退散し、のび男にどなたか聞いたところ、みつあみのミギワ子さんは新しく入ったフルタイムセラピストとのことでした。
のび男と同じ学校でマッサージを習ったことがあり、共通の学校の先生がのび男に紹介してくれたとのこと。
受付からは、店長とミギワ子さんが楽しそうにお話ししている声が聞こえ始め、
店長
「アレも、コレも、私が教えてあげるわ。この業界で腕を上げたら一生安定よ~」
と、いつか遠い昔に私も聞いたことある話だな〜、などと考えていたところ、
店長
「のび男~、ミギワ子にタイマッサージ教えるからモデルやりなさーい。」
と、早速ミギワ子さんのトレーニングが始まりました。
店長
「まずは肩から、こうよ。やってみて。」
ミギワ子さん
「はい。。。(アセアセ)」
店長
「手先だけじゃなく、身体全体を使ってこうよ。やってみて。」
私も施術部屋の片隅で見学させてもらい、今まで知らなかった施術の流れなどをメモっていました。
店長
「ハナ。ちょっとやってみて。」
私
「は、はい。」
店長
「。。。つぎは、ミギワ子。」
ミギワ子さん
「はい。。。」
店長
「そうね。この時はここに重心と置くといいわ。じゃあ、今度は腕ね。」
こんな感じで、店長は私にはコメントはしてくれないですが、少しずつ練習に混ぜてもらえるようになりました。
この時知ったのは、今まで自分が施術してきたマッサージと異なる部分が多いこと。
私のタイマッサージは、週に一回通っている初心者向けレッスンで学んだこと+ネットで得た情報+友人をモデルに練習したストレッチポーズから成り立っていました。
レッスンでは足からって聞いたけど、ここでは肩から施術しているんだな、とか。
こんなところまで指圧するんだな、とか。
ここでこのストレッチポーズ使うんだな、などなど。
とにかくいろいろ異なり、正直焦りました。
それでも、できることは学んでいこうと思い、今までの施術の流れを忘れ、一から学ぶ気持ちで練習に参加しました。
店長からの指導が終わった後も、ミギワさんと「ここはこうだったかな?」など聞いたり聞かれたりして練習していくうちに、ミギワさんの硬い表情も和らぎ、
みぎわさん
「日本人って真面目だね。」
私
「ただ早く自分の施術に自信持てるようになりたくて。まずはここで施術人数100名達成を目標にしてるんだ〜。」
みぎわさん
「100名達成したら、その後どうするの?」
私
「そういえば、まだ考えてなかったな。
その頃少しでも自信が持てるようになっていたらいいな〜。」
こんな会話をしていく中で、ミギワ子さんはストレッチのディプロマを取った後、カナダで遊学し、香港に戻ってきてから別の仕事を経て、このサロンにたどり着いたことを知りました。
そして、最初の印象とは裏腹に、次々と展開させるミギワ子さんのウィットに富んだ会話と、流暢な英語は、今後このサロンの戦力になっていくことを確信させました。
続きは修行日記で綴っていきます♪
最後まで読んでいただき、
ありがとうございまっす