【勤務2ヶ月目】不揃いなフォーハンドマッサージ
こんにちは。
香港のローカルマッサージサロンで週末セラピストをしているハナです。
常連のお客様に店長と自分の施術が異なることを突っ込まれ動揺した前回。
再び店長のダンスのようなマッサージをご披露いただいた時の日記です。
週末のある夜。
すでにラストオーダーを30分すぎており、今施術しているフットマッサージのお客様が終わったら帰れると思っていた時。
店長
「ハナ、今のお客さんが終わったら、もう一人30分だけ施術してくれない?」
30分の施術。
一つ経験値が増えると思えば、30分くらいなんてことない。
了承した後、指示された部屋に入っていくと。
すでに店長が施術を始めている状況。
店長
「(施術しながら)ハナ、このお客さん90分のオイルマッサージなの。でも私今日早く帰らなきゃいけないから、30分ぶんハナが担当してもいいか、お客さんに聞いて。」
私は自分自身が状況を理解するのに時間がかかりました。
要は『90分の施術を1名のセラピストが60分、同時に別のセラピストが30分施術して、合計90分でどう?』というお話でした。
『いや。それないだろ。もう施術始まってるし。』
私はつたない英語で、イングリッシュスピーカーの女性のお客様に説明しましたが、うまく伝わらず。
お客様
「オッケ~ィ。途中で施術者が変わるってことね。」
『そうだよね。そう思うよね。。。』
私は説明に説明を重ね、陽気なお客様に、現状をご了承いただき施術を開始しました。
店長は上半身。私は足の施術。
店長は、無言で目配せをしながら、
店長
「(ここの施術はこうやるのよ~)」
と様々な動きで施術を進めていきます。
私は。
店長の踊るようなリズムについていけず、とにかく目の前のお客様の足をほぐすことに徹することしかできませんでした。
そして。
私が担当の30分が過ぎたとき。
私
「私の担当部分は終わりましたので、失礼いたします。」
そう言って、逃げるように部屋を後にしました。
『一体あれは、何だったのか?』
ネットで調べたところ、真っ当なマッサージサロンでも二名のセラピストで施術するフォーハンド・マッサージと呼ばれるものがあると知りましたが、あの日の店長と私は、まったくもって不揃いなフォーハンド。
陽気なお客様だったから、
お客様
「オッケ~ィ、だって今日もう夜遅いもんね!」
で済みましたが、お客様がご満足されていたかは謎です。
マッサージはリズムも大切。と私は思っている。
不揃いなリズムで二人のセラピストに施術されるなんて、私がお客さんだったら、嫌だ。
そして、納得いかない施術を強いられることに、そろそろ疲れ始めてきたのでした。
続きは修行日記で綴っていきます♪
最後まで読んでいただき、
ありがとうございまっす