香港マッサージ店でのチップについて
こんにちは。
香港のローカルマッサージサロンで週末セラピストをしているハナです。
現場で働いているからこそ見える、私の主観的!セラピスト目線での香港マッサージ事情を少しずつまとめていきます。
今日は、『香港マッサージ店でのチップ』について。
香港ではチップの習慣がありますが、チップ文化が深く根付いているお国と比べると、どのシーンでも必須という状況ではありません。
飲食業やマッサージ業界でよくあるケースは、お釣りの中から小銭を受け取らないパターン。
または、"良いサービスを受けたなと思った時"にいくらかお渡しするパターンです。
それでは、マッサージを受けた時のチップは、いくらくらいがいいか?どうやって渡すのがいいか?まとめてみました。
チップの相場
●ローカルマッサージ店
10〜50ドル
●リラックス系マッサージサロン
20〜100ドル
お釣りを受け取らないパターン以外は、基本的にはお札で渡す方が多く、香港のお札は10ドルからあるので、比較的日本より気軽に渡せるかと思います。
チップの渡し方
●支払い時に担当してくれたマッサージ師がいたら渡す。
●支払いの時に受付の人に言付けて渡す。
●マッサージ師の番号が書いてあるチップボックスに入れる。
※大店舗でたまに見る形式
お店によってかなり異なりますが、最近は昔ほどあからさまに支払い時に"チップを期待した"お見送りをしているお店は少なくなったような気がします。
特に『コレはチップ級のサービスをしてもらったな♪』というわけではなければ、そのまま帰ってもOK。
ここからは、セラピスト目線な小話をひとつ。
施術者にとってのチップ
香港の物価を考えると、チップは以前と異なり収入の一部というよりは、ちょっとしたお小遣いとなります。
●10〜30ドル(300〜450円)
コンビニで飲み物やスナックを買えるくらい
●50〜100ドル(750〜1500円)
庶民的なローカルレストランでランチやディナーセットが食べられるくらい
もちろん臨時収入としてもチップをいただけることは施術者にとってとてもありがたく、うれしいこと。
しかし、収入以外の部分で、施術者にとってチップは、ある意味お客様から採点された『点数』にもなります。
施術がよかったからいただけるチップは、テストで平均点より高い点数を取った時、と言えるのではないかと思います。
チップが高ければ高いほど、平均点より良かったことを実感できるというわけです。
チップの相場に関係なく、いただけるだけで、
『あ~私の施術が気に入ってくれたんだな〜頑張ろっ♪』
と、日々の励みに繋がります。
お釣りをチップにする時の注意点
お釣りをチップにするときは、覚えていたら「セラピストへのチップ」であることをお伝えください。お店によってはそのままお店の収入になることがあります。
私は正直気にしていなかったのですが、ほかのセラピストからクレームが出たのか?
突然店長から「オーナーの意向でお釣りを受け取らないお客様がいたら
お釣りを全額セラピストに渡すことにした」と2回だけお釣りをもらったことがあります。
その後は一切もらったことなかったですが。。。
お釣りがすべてセラピストへのチップになるわけではないことは、間違いないと思います。
チップ=セラピストの評価?
私がマッサージサロンで修行を始めてから、チップは周囲からのセラピストの評価にも影響するものだと知りました。
↓参考修行日記
修行日記のようにチップ額の差で評価に差が出るかどうかは、評価する人の価値観の違いがありますが、同僚から見てチップをもらっているセラピストは、『お客様の要望に応えられているんだな』と一目置く存在になります。
『ありがとう』を伝えよう
そんな私も、もともとチップを渡す習慣がありませんでした。
最近になって『あ~気持ちよかった』という施術を受けたときは、『気持ち』として細かなお札があったときはお渡しするようにしています。
チップを渡す習慣がないと、直接渡すのが恥ずかしいですが、相場を考えず、ぜひ『ありがとう』を伝えてみてください。
以上、『香港マッサージ店でのチップについて』でした。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございまっす