【勤務1週目】ムチャ振りに向けて②
こんにちは。
香港のローカルマッサージサロンで週末セラピストをしているハナです。
店長の機嫌が悪く、マッサージ技術を教えてもらえなかった前回。
『今日こそは!』と、懲りずに平日の夜に出勤してみた時の日記です。
この日もお客さんがいない、静かな店内。
店長は、フットマッサージスペースのテレビをつけ、くつろぎながら中国のテレビドラマを全力鑑賞中。
のび男も、休憩室で携帯ゲームを全力対戦中。
なぜか。
待機時間は無給の私が、いい子に受付に座って電話番をしているというシチュエーション。
『あれ?!私何してるんだっけ??』
そんな思いがふつふつと湧き上がってきたころ。
店長がテレビを消し、いそいそと何か準備をし始め。。。
店長
「ハナ。これ食べて。」
『鶏肉の香味焼丼』
そこに本業帰りのスーツ姿のオーナー登場。
オーナーをジャケットを受け取ったり、ご飯を用意したりとお世話を始める店長。
どうやらオーナーが夜顔を出すときに、まかないを手作りしているらしい。
そして、私にもおすそ分けしているということだったようだ。
オーナー
「ハナ。平日はまだお客さんが少なくて悪いね。ニコニコ
あとで、僕がお客さんになるからチャイニーズマッサージお願い。」
私
「は、はい。わかりました。」
店長
「オーナーは筋肉質で、強もみが好きなの。
オーナーをもみほぐせたら、ハナの腕前は本物ってことよ。」
私
「が、頑張ります。(めっちゃプレッシャー)」
マッサージルームにて。
いつものように軽く全身をほぐした後、肩からマッサージを始めたころ。
突然店長が部屋に入ってきて、
店長
「オーナーみたいな大柄の人はこうやるのよぉぉぉ」
と、オーナーの足をマッサージしだすではありませんか。
その動きはなんだかダンスをしているような、今まで見たことのないマッサージスタイル。
しかし、しっかり筋肉をとらえている様子。
私はその独特なリズムに合わせるのに、もう必死で。
ところどころダメ出しをいただきながら、なんとか上半身の施術を終えたのでした。
『この人、きっとかなりフリースタイル』
店長の天然系のフリースタイルマッサージに衝撃を受けつつ、そして、なんだかわからないままオーナーの肩と背中をマッサージした私。
『一体あれは何の時間だったんだろう?
オーナーをモデルにして教えてくれてたのかな??』
と、なんだか理解できない状況の中の施術にどよーんとなりましたが、この日初めて店長の技術を拝見することができたのでした。
でも。
『絶対まねできない自信ある。絶対。』
これからここのサロンでマッサージの技術を磨くことができるのか?
不安になりながら帰路につきました。
続きは修行日記で綴っていきます♪
最後まで読んでいただき、
ありがとうございまっす