【勤務2週目】ムチャ振りの極み①
こんにちは。
香港のローカルマッサージサロンで週末セラピストをしているハナです。
真似できなさそうな店長のマッサージ技術を目の当たりにし、怖じ気付いた前回。
平日出勤してもマッサージ技術を教えてくれる様子なし。
土日はお客様が多くてお教えてもらえそうになし。
まずはセラピスト友達にお願いし、オイルマッサージの特訓を重ね出勤した、第2週目土曜日の日記です。
特訓を重ね、自分なりのオイルマッサージの施術法を準備して臨んだ土曜日。
出勤早々。
店長(フットマッサージ施術中)
「ハナ。代わって。10分しかやってないから。」
私
「は、はい。(と、途中から代わるって!?)」
もう。コレはムチャ振りではなく、既に『フツウ振り』。
まずはお客様にご挨拶とご説明し、少しでもご満足いただけるよう、お疲れの箇所を感じながら丁寧に施術しました。
足裏のツボ解説はできないけど。
くつろいだ様子でソファに身体を沈めているお客様を見ながら、ホッとしつつ施術の終盤に取り掛かったところ。
店長(2名のお客様をご案内しながら)
「ハナ。終わったらすぐ部屋のお客様お願い。」
次のオーダーはどうやらボディマッサージらしい。
フットマッサージのお客様をお見送り後、片付けはのび男君に任せてコネクティングルームに入ったところ。
店長(施術しながら)
「隣のお客さん、タイマッサージ60分ね。」
私(かなり戸惑いながら)
「いや、さすがにタイマッサージは。できません。」
店長(施術しながら)
「大丈夫。チャイニーズもタイもわかんないから。
いい、タイマッサージのポイントは大きい動作。
ね。」
そりゃない。
全然違うだろ。
でも。もう。
やらない選択はないようだ。
店長のムチャ振りの極みに、呆然としつつ。
まずは隣のベッドのお客様に声をかけました。
私
「(英語で)お待たせしました。まずはうつ伏せになっていただけますか。」
お客様
「(日本語で)あ。うつ伏せなんだ。オッケ〜」
私
「(心の中で)マジかーーー
(英語で)では、始めますね。」
まさか。
日本人のお客様に。
習ったこともない、
タイマッサージを施術するとは。
私は、2年前に受けたタイマッサージを、必死に思い出しつつ。
お客様の足もとに正座し、足首から臀部に向かって手のひら圧を始めたのでした。
続きは修行日記で綴っていきます♪
最後まで読んでいただき、
ありがとうございまっす