【勤務3週目】タイマッサージの嵐
こんにちは。
香港のローカルマッサージサロンで週末セラピストをしているハナです。
店長からタイマッサージを施術するようムチャ振りの極みオーダーを食らい、流れ者セラピストの凄腕を目の当たりにし、香港のマッサージ業界に恐れおののいた前回。 hanahannah.hatenablog.com
そこで修行していることで、自分自身の目的を見失いそうになった頃の日記です 。
『コレもマーフィーの法則事例の一つにに入るカナ?』
修行先のサロンで一番オーダーの多い、オイルマッサージの特訓に特訓を重ね出勤した週末。
前回の店長からのムチャ振り後、なぜかオイルマッサージではなく、オーダーはタイマッサージの嵐。
マーフィーの法則
『失敗する余地があるから、失敗する』
準備万端なオイルマッサージではなく、失敗する余地のあるタイマッサージオーダーが続くのはやはり何かの法則なのかと考えたくなるほど。
勤務3週目はタイマッサージのお客様が続きました。
でも、もちろん店長は忙しくしているか、のび男に喚いているかで、私にタイマッサージを教えてくれる気配はありません。
目の前にお客様がいる。
できることを精一杯やる。
その繰り返しの過程で、私は以前覚えたスポーツマッサージのストレッチを取り入れ、自分流なんちゃってタイマッサージを確立していきました。
もう店長のムチャ振りも、普通に受け流すようになり。
店長
「チャイニーズマッサージにタイストレッチを加えて120分ね。」
なーんてオーダーも、難なくこなしていきました。
そして、施術後のお客様の笑顔に安堵するごとに、なんちゃってタイマッサージを施術することへの抵抗感がどんどん薄れていきました。
ただ、どんなにお客様が喜んでくれても、「次回もお願いね」と名前をきいていただいても、心の底から喜ぶことはできませんでした。
そして。
ある欧米人男性のお客様の施術が終わったあと。
お客様
「とてもスッキリしたよ。ありがとう。お名前は?」
私
「ありがとうございます。ハナと申します。」
お客様
「今まで受けたことない爽快感あるマッサージだった。どれくらいの頻度でのマッサージしたほうがいいのかな?」
私
「そ、そうですね。お疲れ具合によって週に1〜2回くらいがいいかとおもいます。(今まで受けたことないって。。。そりゃそうだよね。ハラハラ)」
笑顔でお見送り後。
お世辞だったとしても、信頼して質問してくれたお客様のお言葉に、忘れかけていた罪悪感で胸が締め付けられました。
『このままではいけない。』
まずは、このサロンの基本的なマッサージ技術を覚え、自分でも勉強していかなければ。
そう考え、空き時間はのび男君との練習、そして、夜はタイマッサージ屋さんへ通い施術されるときの立場で学ぶことにしました。
この時の私はなぜか、『教えてもらえたらいいな~』ぐらいに思っていたタイマッサージを自分自ら学ぶ方向に歩み始めてしまったのです。
続きは修行日記で綴っていきます♪
最後まで読んでいただき、
ありがとうございまっす